そして離婚へ

憲治くんと出会ってから私は強くなりました。

元夫が家に押しかけてきても父に頼ることはなく自分で対応するようになり、しかもインターホン越しじゃ、らちがあかないと思ったときは、外にでて話をするまでになりました。

話しの途中で、元夫に無理矢理車に乗せられそうになったり、ひっぱたかれたこともありましたが、それでも離婚する気持ちは揺るがないことを伝え続けました。

別居して5ヶ月、クリスマス目前のことでした。

私は憲治くんから、「陽子が元夫の所に戻っちゃう夢を見た。俺、不安だよ」と言われ、このままじゃ前に進めない!と思い、一度はビリビリに引き裂かれた離婚届を書き直して、元夫へ届けに行くことに。

周囲の人や憲治くんは「そんな危ないことはやめろ!」と心配してくれたけど、私の気持ちは変わりませんでした。

ドメスティックバイオレンスの最後

元夫に「会いたい」と伝えると指定してきた日にちは12月25日でした。

クリスマスは憲治くんと過ごしたいと思っていたので、時間はこちらの都合ということで午前中にしてもらった。

久しぶりに家に行くと嬉しそうに私を迎え入れる元夫。帰ってきてくれたとでも思ったのか・・・。

ドメスティックバイオレンスの最後

家に入るなり「お話があります」と冷静に言う私。

元夫は離婚を察知したのか、おちゃらけて見せたりしている。

「まじめなお話です。座って下さい」と私が冷静に言うと、元夫は「俺に命令するのか!?」とクッションを投げつけてきました。

それでも私は冷静でした。

そんな私を見てさらに掴みかかってきた元夫。

「殺すなら殺して下さい。どんなことがあっても私はあなたと離婚しか考えていません」きっぱり言うと力なく座り込む元夫。

「そこまで、お前が思ってるならもうどうしようないな。もう戻ることはできないんだな・・・」とポツリとつぶやき、私が差し出した離婚届けに署名捺印してくれました。

「荷物は後日取りに来ます。今までありがとうございました」と言うと、泣いている元夫を無視して家をあとにしました。

そのあと、すぐに離婚届けを役所に提出。

長かった元夫の呪縛からやっと解放された瞬間でした。

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